仕事はどうなる
債務整理のうち任意整理であればまず、会社にばれることはないと思われます。
次に、自己破産や個人再生ですが、こちらは任意整理と違い裁判所を通した手続きとなりますが、裁判所から会社に連絡がいくことはありませんから、通常であればばれることはありません。
勤務先やその系列の共済組合などからお金を借りている場合は、任意整理の場合でしたらその借入れを手続きの対象からはずすことで勤務先に秘密で手続きを進めていけますが、自己破産と個人版民事再生の場合はすべての借入先を申告しないといけないので、勤務先に秘密で手続きを進めるのは難しいでしょう。
もし、債務整理をしたことが会社に知られてしまっても、債務整理を理由に会社をクビにすることはできませんし、辞める必要も一切ありません。
債務整理を行うことだけを理由に従業員を解雇した場合は、会社の労働基準法違反ということになります。
債務整理をする段階で特に債権者から提訴されていないのであれば、原則的に給料の差押えを受けることはありません。
もし、債務整理をする前に提訴されて判決を取られていたり、公正証書を作成している場合は差押えの危険があります。
また、サラ金業者などが、勤務先にまで借金の取立てをしに来るのは貸金業規制法21条(取立て行為の規制)違反になりますし、仕事に影響がでるようでしたら業務妨害罪が成立しますので、直ちに警察に通報しましょう。
場合によっては告訴を考えてもいいでしょう。